おはようございます
旅の翌日は夜勤で
末期ガンの利用者さんが入院して気楽になっておりました。
油断したのですね。
ワタクシ。
霊とかそういうのより生きてる人間の方が怖い私。
1人で真っ暗な廊下歩いてても全然平気
なのだが、
認知はないけど麻痺がある利用者さんのトイレ介助のとき
「あのね、そっちのほうから誰かが名前を呼ぶ声がするの。山で遭難した人を呼んでるような声」
え?
「○○さんかなぁ、たまに寝言言ってるから」
「うん。でもどなたかラジオ聴いてる方もいるよね。そのラジオの音かも」
「いや、ラジオは夜だから消してるよ」
「とにかくずーっと呼んでるのよね…」
私はむかいのお部屋の○○さんが寝言言ってると思ったんです。
ですが、ずっとそんなにおなじ単語を繰り返すかな?しかもその方の声はとっても小さくてハッキリとは聞こえない。
麻痺のある利用者さんは少々耳が遠い。
じゃあ誰の声?
ぞぞぞ〜
認知入ってる人ならそう言われてもああ、そうですか。って聞き流せるけど、この方はまだハッキリしてらっしゃる。
その話を翌日、辞めてしまった元同僚、便宜上しんちゃんと呼びますね。
しんちゃんにお話したら、
「あーあの人ね、夜中に隣りのおばあさんが壁をずっとカリカリと引っ掻いてるみたいなのって言ってたことあったよ」
隣りのおばあさんは寝たきりでそんな壁をカリカリなんて出来ない人です。しかもベッドは壁から離して置いてある。で、しんちゃんもちょっとぞ〜っとしたそうですが、
あまり気にしてない様子。
まぁ利用者さんだけじゃなくて職員も色々
目撃とかしてるからね。私は目撃してないけどな。そんなことより夜に何かあったらそっちの方が怖いんだよ。突然の嘔吐とか痰がらみとか熱発とか事故とか!
ホラーnightでした。
Source: おまんの冒険と平和の日々