空港には、夫の兄と親戚の男性と2人が迎えに来てくれました。荷物を運んでもらい車に乗り込みシートベルトを着用しようと思ったら、あるはずのシートベルトがない…。車種は日本車だったのですが、なぜなくなっているんだろうか。敢えて取ろうとしなければシートベルトなんてなくなるわけないと思うんだけど…久しぶりの再会…そして、片道3時間かけて来てくれたのに、あなたの車はシートベルトがないから乗れません!なんて事言えないし…。夫は、「なぜシートベルトがないのか?」と訪ねたけれど、どうやらこの車は親戚の車で兄もどうしてだか知らないんだとか…。運転手と助手席にはシートベルトはあって、前の2人はしっかり着用していた。
しかも、どうやら高速に乗るというから恐ろしい。
 高速乗り場まで結構距離があって、それまでもとても恐ろしい場面がいくつかあった。ルールなんてものはあってないようなものかもしれない。全く守ってないわけじゃないけど、対向車線にはみだすのは当たり前。前の車が遅いなら対向車線使ってでも追い抜きたいらしい。でも、ぶつかりそうでもぶつからないギリギリのライン。ある意味凄いとは思うけど、こんな運転してたら当たり前のように事故は起きるし、実際にスリランカは事故が多い。一番の恐怖だったのは踏切内で暫く車が停止してしまったこと。渋滞なのに踏切で一時停止せずに突っ込んで行くんだから当たり前だ。後ろの車も当たり前のように突っ込んでくる。わたしは、その時電車が来ないか必死で遠くを見つめて、もしライトが見えたらすぐに車を降りる準備をしていた。
 高速入り口に到着した時には、覚悟を決めました。でも、スリランカの高速は思っていたよりちゃんとしていて安心感はあった。ただ、シートベルトしてないので、間違いが起きないようよろしくお願いしますよ…という感じで、ずっと落ち着きませんでした。スリランカは日本と似たところもあるけど、やっぱり全然違うわと思い知ったのでした。

Source: カラマ・スッタブログ~異国人同士で歩む道

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