遂にスリランカの両親と再会した夫。何年ぶりだろう。7年ぶりくらいだったかな。夫の母と父が、玄関の前で立って待っている姿が遠くから見えました。
母と父の姿を見た夫は泣き崩れ、母も父も声をあげて泣きました。それを見たわたしもつられて号泣。
しかし、車から慌てて降りた夫がペットボトルを倒し、最悪な事にふたが開いていたので車内に大量の水をぶちまけていったので、わたしは一生懸命こぼした水を拭きながら涙を流していました。それを見た兄が、いいよ、いいよ、拭かなくていいよ!と。
後からその話をすると、夫はその事に全く気づいていなかったよう。そりゃそうだよね、7年ぶりに両親の姿見たら回りなんて何も気にせず一目散に両親のところに駆け寄りたくなるよね。
そして、わたしの姿を見つけた夫の母は、すぐにわたしの体を抱き寄せてくれて、持っていた花束とコップに入った水を一口飲ませてくれて、あたたかく歓迎してくれました。
スリランカで、わたしたちほど歳が離れての結婚は珍しく、反対するのが当たり前の事だと思っていました。最初は猛反対されてたのかもしれないけど、もしそうだとしても夫はわたしにそのことを伝えないと思うので本当のところは分かりません。飛行機に乗っている時、今さらそんな事を聞いても仕方ないのに、突然またそれについて気になって再度聞いてみたんですが、やっぱり返って来た答えは同じで、わたしの家族はそうじゃないよ!と言うだけでした。
あたたかく歓迎してくれた夫の両親には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして年の差だからと言って何の抵抗も抱かず、スリランカの家族に会って欲しい!と言い、わたしをスリランカまで連れてきてくれて自信を持って紹介してくれた夫に対しては、今まで以上に愛情深く接したいなという気持ちにさせられました。わたしの肩を抱いて「わたしの奥さんだよ」って恥ずかしそうに言って紹介してくれた夫のその時の光景は、多分一生心に残ると思います。
夫の母からもらった花。さっそく用意してくれた部屋に飾りました。笑顔がとっても可愛くて、優しさが顔に滲みでているお義母さんでした。
Source: カラマ・スッタブログ~異国人同士で歩む道