悔しくて泣きました。保護猫活動
ふと考えたら、昨日はハロウィンでしたね。
猫の保護に夢中になってたら、すっかりハロウィンってことを忘れてました(^^;
昨日は、友人も一緒についてきてくれました。
母からKさんの実家の合鍵をもらい、わたしちは、すぐに向かいました。
Kさんの実家は、とても古く屋根が崩れ落ちている部分もありました。半分廃墟のようなそんな感じです。
恐る恐る家に入ると薄暗く外からの光はほとんど入ってきてません。とても空気が冷たく埃なのか?古い匂いなのか?臭かったです。土足で上がらさせていただきました。
こんなところに猫を置いとくなんて、生き地獄じゃないか!と。
床には、とても大きいゴキブリがひっくりかえってたくさん死んでいて、これ以上奥に行きたくない!と思い立ち止まってしまいました。しかし、わたしの友人はズンズン中に進んで行き、とても頼もしいのです。わたしも必死に後を追いました。
そして、ふと横を見ると見たこともないくらいの大きい蜘蛛がいて思わずギャー!!です。
床には、ゴキブリだけでなく猫の糞もあちこち落ちていました。Kさんは4日おきにしか餌とトイレの掃除をしにこないのに、トイレはたった一つ。これでは、綺麗好きな猫は、汚いトイレを使わずほかのところでしてしまいます。
でも、オシッコはあちこちしてないようで
オシッコの異臭はまったくありませんでした。
懐中電灯を持たないと真っ暗で何も見えません。猫は、きっと見知らぬわたしたちが入って
きて怯えて隠れています。
部屋にはやたら物が多く、いつの時代のものだろう?と思わせるものが沢山置いてありました。これでは、猫の逃げ場所が多すぎて猫を探しだせない!と思ってたのですが、ふと上を見上げたら棚の上に丸まってこちらを見ていた猫がいました!!!

わたしは見た瞬間目が点になりました。
三毛猫!?!?
話では、長毛種でペットショップで買ったと聞いてたのに全然ちがうじゃん!
そんなことはいい・・すぐに捕獲の準備をしました。
しかし、すぐに逃げられてしまい、ここからわたしたちの壮絶な捕獲作戦が始まりました。
詳しくは書きませんが本当に大変でした。
そして、なんとかある一つの部屋に猫を追むことができました。

猫は、ウーッ!とうなって怒り、怯えていました。
わたしたちもどんな病気を持っているのか分からないのでひっかかれる訳にはいかないので、かなり慎重に『ごめんね、ごめんね』と、少しずつ猫を安心させながら近づきました。
そのとき友人の言葉でウルッとしてしまいました。
『あなたは今まで大変だったね。もう一緒にここを出ようよ!病院にいこう!』
って。
すると、猫の瞬きが少しゆっくりゆっくりしたので、それを確認し猫の体を持ち上げやっと捕獲に成功したのです。(涙)

猫は、とても大人しかったです。
Kさんの話では、シャァ!!!って怒るから、捕まえられない!と言っていたようですが、わたしたちは猫を捕獲するまでの間、一度もこの子にシャァ!なんて言われませんでした。
そのあと、近くで診てくれる動物病院を探し
向かいました。
その病院ではなんと4時間待たされました~(^^;
待っている間に、母と電話で話しました。
母は猫を保護できたことに喜んでいましたがKさんからは、猫のことより
『病院代はどうするんだ!?俺は払わんぞ!』
という言葉だけが返ってきたそうです。一万までなら払うと言っていたはずでしたが、結局そのお金すら払いたくないのでしょう。
お金は、わたしが払うからいい。お金のことで揉めるつもりはないと伝えといてと言ったら、

『あ、そうなの・・・』

ってKさんは急に落ち着いたそう。
猫のことよりお金の心配。
Kさんからは、その後も自分を正当化するような呆れた言葉ばかり出てきて、わたしは悔しくなりました。
こんなに自分のことしか考えられない人間がいるんだと落胆したのです。
友人『呆れる・・・こういう人間に何を言っても、何を話しても意味がないよ。理解してもらおうなんて思わないほうがいい。とてもむかつくけど、この人はこうやって色んな大切なものを失ってきた人生だと思う。これからも失っていくだろうね。自分の都合の良いように生きてきて逃げてきた人。相手にしたらダメ』
この日、友人が一緒にいてくれて心から感謝しました。
動物病院のドクターは、忙しいのにも関わらず親身になってわたしの話を聞いてくれました。
そして、

『あなたは優しいんだね。大変だったでしょう。』
と言ってくれました。その言葉がとてもあたたかく感じました。
猫はメス。5~7才ではないか?
毛並みは良好だが、土などで汚れている。
避妊は多分していると予想。
この日の診察はノミ・ダニの薬の投与のみ。
ドクターの判断で、まずは人間に慣らし、二週間後にまた動物病院へ来てもらい、ウィルスをもっていないか?などの詳しい検査をしよう!ということでした。
その後、猫のゲージやトイレや砂など、あらゆる必要なものを購入しました。もしかしたらウイルスなどを持ってるかもしれないので、うちの猫には近づかせることが出来ないので一旦しばらくはこちらで隔離です。

写真ではいまいちですが、とても可愛い子で大人しい三毛猫です。
そして、しばらくしてボランティア団体さんの方から詳しくお話を聞かせてほしいとメールが届いていました。
帰宅途中、色々と考えました。
Kさんの心ない言葉に愕然としましたが
優しい人にも助けられました。
わたしは、お金に余裕がある訳ではありません。正直言えば大変です。でも、Kさんのようにはなりたくはない。自分の都合の良いようにだけ考えて、吠えるだけの何もしない人にはなりたくないなと心から思ったのです。
わたしは、ハッピーハロウィンとはいきませんでしたが、1日で猫を保護できたことにハッピーとなりましたニコニコ
さぁ、これからも大変になるぞぉー笑
S.AUMAくん

Source: カラマ・スッタブログ~異国人同士で歩む道

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